他人の顔

いつからそうなったのかわからないが、今やバラエティ番組などで華やぎを添えるモデル上がりのタレント、もしくは現役モデルというのは後を絶たない。その場に適した芸（そもそも芸なんて無いけれども）を求められることも無くその場にいるだけで充分である。

ところがその役目だけにとどまらず、行く先々で場をかき回すヤツが台頭している。皆さんご存じのローラである。それまでもただのキレイどころではない天真爛漫だけれども、いわゆる天然とか、一本ネジが取れたような娘などが場を困惑させつつも賑わせていたものだったが、ローラの前ではまだかわいいもの。「傍若無人」という言葉だけでは片付けられない逸材である。

周知の通りあの言動や立ち居振る舞い。テレビで目にする度私は心なしかハラハラしてしまう。それはまるで絶叫マシーンのようである。そう、ジェット・ローラ・コースターに乗せられて。オチという着地点には決して到達しないあのトーク。どこへ向かうかも分からないまま「おしま～い」となった時には地面へ真っ逆さま。FUJIYAMAなど真っ青である。こないだゲスト出演していた「徹子の部屋」なんて映画『恐怖の報酬』に匹敵するほどスリリングであった。

これからもひっきりなしに出まくるでろう彼女に私はどう対峙したら良いのだろう。ここはやはり唯一の対策、視聴者をやめるしかないのか。そうか、サイクルは早くなってるし、出ていられるのも今だけかもしれない。そうだね、それじゃあしばらくテレビ見ないことにするね。オッケーバイバ～イ！