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2014年07月21日

長渕剛

長渕剛


 この4月に始まった「ワンダフルライフ」という番組は、様々な分野で活躍している人をゲストに招き、密着VTRを織り交ぜながら、番組ホストを務めるリリー・フランキーとスタジオでトークを繰り広げるといった番組である。しかし、番組構成は違うが同じ日曜日にやっている「情熱大陸」と人選が似ている印象があって「情熱大陸」共々見ていない番組だったんだが、この日のゲストは長渕剛であった。これは見ない方がおかしい。絶対面白いに決まってる。で、見てみたらやっぱり面白かった。

 まず、密着VTRの「ライブステージに上がる前に必ず2時間筋トレ」でハートを掴まれ、スタジオトークでは「何も無いガキだった俺がギターを手にした時、すべてを手に入れられると思った」という長渕語録を頂戴し大満足の1時間であった。断っておくが私は長渕の熱心なファンではない。もちろん数々の名曲を持ったシンガーであることは間違いない。しかし、私は「人間・長渕剛」としてこの番組を見ていたのである。番組でも示していたこの人のストイックさが私にはもうたまらない。
 
 何かひとつのものに打ち込むことは素晴らしいことである。何にもせずぼぅっと生きているよりは何かを見つけて取り組めば自分の存在意義を見出せるという何と前向きなことか。しかしそれが真剣であるほど私には可笑しく見えてしまう。そんな見方をしちゃいけないことは承知の上でである。だから表ではニヤついたりはしないが、腹のなかでは「なんでこんなに真剣なんだろうなこの人は」という邪念が常にある。そこに自己陶酔に行っちゃってるとなるとそれはもう絶大だ。その最たる人物である長渕がテレビに映ろうものならチャンネルを合わせざるを得ないのである。当の本人から見ればそれは長渕キックのひとつでも食らわれるだろうが、それでも見守っていきたい人物である。




Posted by イリー・K at 18:28│Comments(0)【な】
 
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