タモリ
いつからだろうか、テレビでハンドマイクを持つ人をあまり見なくなったような気がする。ことわっておくが、ここで言うハンドマイクとは事件・事故現場へ赴くリポーターや歌手が手に持っているものではなく、バラエティなどのショー的な番組で司会進行、いわゆるマスターオブセレモニーが手に持つマイクのことである。アナウンサーには無くてはならないものだから除外するとして、芸能人となると皆無に等しいのではないか(たまに芸人がおふざけの演出で持つことはあるが)。では、いまだに持っている人はとなると、有無を言わさずこの人になる。週末をのぞく平日の昼に必ず手に持って現れ、加えて金曜の夜にも女子アナとともに持っている。現在、テレビにおいて日本屈指のハンドマイクの使い手と言っても過言ではないだろう。とまぁ、誰も気にもしないことを考えてるのは私だけだし、ましてやテレビはほとんど見なくなった人の印象なんで聞き流してもいいです。
そんな私のテレビ離れをさらに促進させたのは他でもない地デジ完全移行である。アナログからデジタルへ切り替わる正午の前後は「笑っていいとも!」(27時間テレビの1コーナーとして)の放送中で、正午の時報とともにオープニングテーマを歌うというセレモニーを行っていた。そこでももちろんハンドマイクを持って登場。地デジ移行による歓喜のムードに包まれながらもアナログ時代と変わらないソフトタッチで握られたハンドマイク。時代が変わっても、ハンドマイクは不滅だ。彼が健在のうちは。
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